ご挨拶

 

 平成28年12月1・2日の期間、沖縄において第69回九州精神神経学会および第62回九州精神医療学会を開催することとなりました。両学会の沖縄での開催は平成18年以来のことですので、ちょうど10年ひと昔の歳月が流れたことに深い感慨を覚える次第です。
  特に本年度は、新専門医制度の導入に合わせて、専門医資格の更新制度をしっかりと意識しながら、プログラム作りや単位認定のシステム導入に向けて鋭意準備を進めてまいりました。学会テーマは特に設けてはおりませんが、皆様が持ち寄った多様な題材を基に、未来の精神医学に向けて建設的に議論が開かれる学会としたいと考えております。
  さて、準備を進めている最中、平成28年4月14日より、熊本県を中心とした広範な地域に大規模な群発地震が発生いたしました。犠牲者の方々には心よりお悔やみ申し上げたいと存じます。また、多くの方々が不便な避難生活を強いられる中、くれぐれもご健康に悪い影響が及ばぬようお祈り申し上げる次第です。地震発生から間もない現時点において、九州・沖縄地域では各県が協力して迅速なDPAT活動が展開され始めており、会員の皆様の共通の思いとして、今後も一致団結して息の長い支援に取り組む心構えを決めておられることと思います。今後の支援の在り方を協議する場としても、会員の皆様が一堂に会する本学会をご活用いただければ幸甚に存じます。
  ぜひとも多数の皆様にお越しいただき、沖縄で開催される九州精神神経学会および九州精神医療学会の両学会を意義深いものにしていただきますよう、何卒宜しくご高配の程お願い申し上げます。


第69回 九州精神神経学会                               
会長   近藤 毅                            
(琉球大学大学院精神病態医学講座 教授)

第62回 九州精神医療学会                              
会長   小渡 敬                           
(沖縄県精神科病院協会 会長)            

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